Team9 朗読こだまは、校友会の朗読クラブとしてスタートして今年十周年を迎えた。
先月この節目を記念して北公民館において内輪の発表会を行った。これまでも、例えば公民館の文化祭等々数多くの機会に参加して練習の成果を発表してきた。今回は、従来の時間の制約から複数人で一作品を読む朗読と違え、原則ひとりひとりが一作品を読み切るひとり読みとし、作品はこれまで学んだ教材の中から好きなものを選定した。
当日のプログラムには芥川龍之介、夏目漱石、向田邦子等々著名な方々の名作がずらっと並び、十年間に学んだ重さを感じながら11人のメンバーが順次思いを込めて精一杯語った。最後に先生がサプライズ出演し、歌舞伎十八番の一つ
“外郎売”を演じ、有終の美を飾って頂き有意義に発表会を終了することが出来た。
記念誌は、十年間の活動の記録、懐かしい写真を中心に、先生はじめメンバーの皆さんの協力で12ページの小冊子にまとめて発行することが出来た。何か思い出になればとの願いを込めて綴ったものである。
“Team9朗読こだま”が今日まで続いているのは、Team9校友会のチームカラーである「明るく、楽しく、元気で」をベースに、いつも和気藹々の雰囲気の中で朗読を通じて多くのことを学び、また健康づくりに役立っていると思っている。
これからも“朗読こだま”は、朗読を楽しむ拠り所として、次のステップに向け歩み続けます。 文、写真提供・佐藤敏郎
(令和4年12月23日アップ)